2月9日(土)2か国目 フィリピン ドゥマゲッティにて語学留学中 1ペソ約2.09円
2月5日は春節で学校はお休み。授業はありません。
前日にダウンタウンでバイクを1日借りました。
乗りなれているスクーターを。
そしたらお店のおじさんが
「近くの店でヘルメットを買ってきな!350ペソで売ってるから!」・・と。
どうやらヘルメットがないとバイクが借りられないらしい。
腑に落ちないながらも近所の店で自転車用のヘルメット購入。
日本円にして700円くらいですが、こんな荷物になるもの買ってしまって困ってしまうわ。
で、向かったのは別のレンタルバイク屋さん。
前の所は感じが悪かったので。
1日500ペソで、パスポートを預けて国際免許証を見せたら借りられました。
「もっと長く借りない?安くしておくよ、学校に行ってるなら当分使うでしょ」
ノリノリのお兄さん、すかさず営業トーク。
「・・・・考えておきます」
お店で地図とお店の電場番号の載ってる紙をもらって元気に帰宅。
ガソリンが全然入っていないのでフルで入れてもらう。145ペソ。
翌日登山へ出かけるというRyoutaさんとFumioさんに同行させてもらうようにお願いしました。
急な依頼なのに、快く引き受けてくださいまして感謝。
翌日は朝5時出発ということで昼食用のサンドイッチの食材も購入。
翌朝、私が借りたバイクはRyoutaさんが運転で私は後ろに乗る。
Fumioさんは1か月バイクをレンタルしておりました。
途中警察の検問があったりすったもんだしたのですがとりあえず登山口へ到着。
登山開始時間は6時です。
朝日が美しい。
先頭Ryotaさん、私、Fumioさんの順でどんどん登って行きます。
最初からかなりえぐい坂が続く登山道。
噂には聞いていましたが、かなりのドロドロ道。
靴が汚れないように気を付けていたのですが、どんどん泥水がしみこんできます。
先頭を行く隊長のRyotaさん、この人只者ではなかった。
とにかく歩くスピードが速くて、ついて行くのに精いっぱい。
激坂をひょいひょいと飛び跳ねるように登っていきます。
あとで聞いたらトレランやっていたそうです。(やっぱりな~)
わたくしめ、あえぎあえぎ、ついて行く。
すぐに呼吸が荒くなり、心臓が早鐘のようになり続けています。
汗が体中からしたたり落ちます。
暑くて暑くてシャツを脱ぎたくなったぁ~。
が、途中から雨が降り出して、ほてった体を冷やしてくれます。
「隊長!2・3分休みませんか~?」と懇願する私。
今までの登山は、初心者が多くガイドさんがゆっくりしたペースで休み休み登っていくものでしたので、今回ハイスピードで休憩ほとんどなしで登り続けるのでかなりしんどい。
しかも道々がぬかるみ、泥道でございます。
みるまにこんな状態。
↑ これまだましな方です。
この先、もっとひどいことになります。
ぬかるみが深い!
靴が泥に挟まって足首まで泥水につかる。
思いっきり足を引き抜くときズボッと音がします。
「田植えの時の音だ!」って・・・・笑えない・・・いや、笑うしかない!!
見事にチョコレートコーティングされました。
途中の見晴らしの良い場所でいったん小休止。
なぜかそこにいたワンちゃん、首輪をしているのでどこかの飼い犬だと思うのですが
休憩場所から一緒についてきてくれました。
我々の先を歩き、途中で止まったと思うと振り向いて待っていてくれます。
かわいい!!
「ぽち」と名付ける。
君も足元泥だらけだね。
急な登りもサクサク登っていく「ぽち」。
厳しい山登り中、かなり癒しの存在。
途中のに川があり、そこで靴の泥を落とす。
(そのあともドロドロ道が続くので無駄なんですけどね)
そしたら「ぽち」は水に入るのが嫌なんですって。
「渡れないよ~くぅ~ん!」って鳴いてます。
Fumioさん、パンをあげるからこっちへ渡っておいでって言ってます。
「こんなパンじゃガイド料足りないワン!」って?!
ここでお別れ、ちょっとの間一緒に歩いてくれてありがと。
心の支えになったよ~。
しばらくなだらかな道を進み休憩所の山小屋へ到着。
ここで軽食などとります。
そしたら小屋の隙間から今度は人懐っこい猫ちゃん登場。
テーブルの上から、ひざに飛び乗って食べ物をねだる。
まだ子猫です。毛並みが美しく、人を全く恐れない。
あまりにかわいいから連れて帰りたくなっちゃうょ。
さてと、気を取り直して進みますか。
今のままのペースで進むと目的の山頂までは厳しいとRyoutaさん判断で
今回は途中のKaipohan Sulfur Ventという硫黄の流れる川まで行き、引き返すことになりました。
本当は湖まで行く予定だったのですけど。
すみませんです。歩みが遅いのは私のせいでございます。
途中にキャンプサイトがあるそうです。
ジャングルのうっそうとした大きな葉をかき分けるようにして進む隊長。
足元を見れば登山道だとはわかりますが、
初めて来たときは一人だったそうです。
凄いぜRyota隊長!!!
私の荷物を背負って登ってくれるなんてホントに男前!
段差の大きなところに来ると手を差し伸べてくれる~!
優しいね!
グッときますね。
そんでもってキャンプサイトに到着。
でも原っぱが広がるだけで、日本のキャンプ場のような設備は全くありません。
天気も崩れてきてミストがかかっています。
晴れていたら素晴らしい景観のはず・・・。
さて目的の硫黄のにおいが漂う川まであとわずか。
張り切ってまいりましょう!!!
テクテク、はあはあと歩く。
到着--------!!!!!
見てください!すんごいから。
苦労してここまでやってきた甲斐があったというものです。
荒涼とした風景が続きます。
めちゃフォトジェニックな場所じゃないですか?!
周囲の木々が枯れている、ってか死んでいる。
Kaipohan Sulfur Vent
あたり一帯硫黄のにおいが立ち込めていて、川の奥は温泉のようにボコボコとお水があふれ出しています。
ちょっとだけ動画を貼り付けてみました。
せっかく来たのだからって、記念撮影。
さて、ここからが大変な下り中心の下山。
とにかく足元が不安定。
ドロドロなだけじゃない、つるつる滑る。
滑落しないように慎重に慎重に足を進めるのですが、
俊足なRyoutaさん、どんどん進み、途中で立ち止まて待っててくれます。
さっきのワンちゃんも立ち止まって待っていてくれたっけ。
こんなジャングルの中。
そして急な坂道。
靴だけでなく洋服も泥だらけ。
Ryouta隊長も派手に滑っておりました。
バキバキって、草木が折れる音がしてましたが身軽な隊長はすぐに立ち直る。
登り以上に時間がかかります。
途中滝があるそうです。
滝にたどり着くまでが大変。
苔むしていて、見ている分にはきれいなんですがね
これがめちゃくちゃ滑るわけですよ。
不安定な石が重なっているので時に重心が崩れる、そして転ぶ。
一歩間違ったら川の中。
または石に体を激しくぶつける・・・・。
おいら、こういう所は好きじゃない!
これ以上先に行くのはあきらめました。
ここでストップ。
この先に美しい滝が広がっているそうですが、もう絶対無理。
一度滑って怖くなった。
足も疲れてきていて反応が鈍くなってきてるし。
隊長RyoutaさんとFumioさんは歩みを続けます。
待ってる間に少し場所を移動したんです。大きな石の上で待とうと思って。
そしたら、見事水没。で、激しく腰を打つ。
痛くてテンション一気に下がる。(´;ω;`)ウッ…
まあ、これから歩いて帰るのには問題ない程度の負傷ですけれども。
そして帰路につくがまだまだ続く急な下り道。
この激坂感伝わりますでしょうか?!
雨が降っていたので行きよりも足元が滑りやすくなっていました。
かれこれ10回以上はこの登山で転んだり滑ったりこけたり。
帰りは慎重に進むのでスピード出ません。
登山口に置いてあったスクーターの場所まで戻ってきたら私はそこで終了。
健脚のRyoutaさんFumioさんらはここからもう少し行った別の滝に足を延ばすそうです。
こちらの滝を目当てに観光客が訪ねてきているようで、ふもとにはたくさんのバイクやトライシクルが止まってました。
確かに美しい滝ですね。
私は二人が帰って来るまで、ゆったりまったり過ごします。
と、そこにいたのは山のガイドをしてくれたワンちゃん。
「ぽち!君はここに住んでたんだね~。また会えてうれしいよ!」
私は2時に終了で、トータル7時間くらいの登山。
大変でしたが行けてよかった~。
Ryoutaさんありがと。
Fumioさん、素敵な写真沢山撮ってくれて、使わせていただきました。
帰って洗濯機回したら超泥水!
ちゃんと予洗いしたのになあーーーー!
レンタルバイクを返却して本日は終了です。
ガソリンほとんど減ってない状態で返却しました。
(フルに入れる必要はなかったな~)
そしたらこのレンタルバイク屋さんはヘルメットを借りられるようでして、
私の買ったヘルメットこれからどうしようか???
誰かヘルメットいる人いたらお譲りします!(お安くしま~す)
疲れたけれど、楽しい一日でした。
ではではー! SEE YOU!
各種SNSやってます。
インスタグラム: kaorunakadai4
Twitter:@kaorunakada
さてさて、どこまで老けるか? - ホーム | Facebook